渋谷ハロウィン2019迷惑行為反対!でも禁止しないのはなぜ?

渋谷でのハロウィンの盛り上がりは年々エスカレートしていて、去年は13人の逮捕者まで出してしまいました。

渋谷駅周辺を利用する会社員や学生、住民などからは迷惑だ、やめてほしいと中止してほしいとの声が高まっているのにもかかわらず、中止ができないのはなぜなのでしょうか。そして、去年の被害状況もあわせてお伝えします。

渋谷区の取り組みと区長の声

いつから渋谷区では町でハロウィンが始まったかというと、2014年ころからハロウィン前後の週末に仮装した人たちが集まるようになったようです。このころから、ハロウィンのマナーも悪くなり、騒音問題や犯罪・迷惑行為も発生するようになりました。

そのため渋谷区は2016年から警察の協力を得て、交通規制やコンビニなどにアルコールの販売自粛を求めてきたのでした。

あのトラック横転事件の起こった昨年も、渋谷区長が会見を開き、節度を持った行動を呼びかけたのにもかかわらず、逮捕者も出るほど若者は暴走してしまったのです。今年も、26日土曜日と31日は民間の警備会社に頼むそうで、警備と簡易トイレの設置などあわせて1億円ものお金を税金から投入するとのことです。

去年の暴走行為を受けて今年の対策には、2月から話し合っていたといいます。というのも、昨年のハロウィンは例年に増してひどい状況でした。逮捕者は窃盗、暴行、わいせつ罪がその罪でしたが、電信柱によじ登る者、放尿、痴漢など、若者の暴走ぶりはひどいものでした。

その抑止のために、6月19日には渋谷区が「ハロウィーン路上飲酒規制条例」という条例を制定しました。これはハロウィンの期間は路上で飲酒してはいけない、大きな音を出してはいけない、電柱、街灯によじ登ってはいけない、などを決めた条例です。これには罰金刑はなく、今年の様子をみて、来年確定させるということです。

本日、令和元年第二回渋谷区議会定例会本会議におきまして、「渋谷駅周辺地域の安全で安心な環境の確保に関する条例」の議決をいただきました。本日をもって、渋谷区民の総意として本条例が成立したことに安堵するとともに、審議をいただいた区議会に感謝申し上げます。

この条例は、「ダイバーシティ&インクルージョン」を街づくりの原動力とする渋谷区において、ハロウィーンやカウントダウンといった期間中、みんなで渋谷を愛する思いを共有し、安全で快適な秩序をもってこの街で楽しんでいただくための条例です。

渋谷という街は、多様性や寛容さを尊重し、そのバランスを取りながら発展してきた街です。それだけに、近年、不本意な形でハロウィーンやカウントダウン期間中に社会の関心を集め、今回の条例が必要となるに至ったことは、大変残念に思っています。本来であれば、安全で快適な秩序を脅かしているさまざまな問題は、マナーやルール、道徳の範疇で解決されるべきものです。

しかしながら、決して看過することができない、一部の心ない人たちの迷惑行為や犯罪行為が強く懸念される以上、街の安全・安心と賑わいの両立に責任を持つ立場として、この条例の理念の浸透を図り、区の責務を果たしていきます。

なお、このたび、残念ながら本条例の制定という事態に至ったものの、渋谷には、この街を愛し、その愛する思いを実践する方たちがたくさんいらっしゃいます。私は、そういった皆さんの力を信じています。そして、一緒に渋谷区を魅力ある成熟した国際都市へと進化させていくため、目の前にある課題を一つ一つ乗り越え、克服していきたいと決意を新たにしています。

最後になりますが、「渋谷駅周辺地域の安全で安心な環境」の実現に向けて、この街に住み、働き、学び、そして訪れる皆さまや、報道関係の皆さまなどのお力もお借りしながら取り組んでいきたいと思いますので、お力添えをいただけますと大変幸いです。

渋谷区長 長谷部 健

引用:渋谷区HP

飲酒禁止を不服とする若者たちとハロウィン反対の声

これを不服として、10月18日に渋谷のハロウィンでの飲酒を求めて「渋谷区の路上の自由を守る会」が今年結成されて2度目のデモを行いました。彼らの主張としては、渋谷は嬉しいことであつまり、何でもできるところなのにこの若者の文化を奪わないでほしいということのようです。

昨年はメールで300件、電話でも数10件もの苦情が渋谷区にあったそうです。そのほとんどが、禁止や中止、廃止を求める声だったそうです。

一時はハロウィンイベント開催を有料化することや、代々木公園で開催することなども検討した末での、今回の路上飲酒禁止条例の制定でした。

しらべぇ編集部(博報堂DYホールディングス系列運営のニュースサイト)が日本のハロウィンについて全国の20代から60代の男女1,336名を対象にアンケートを行ったところ、61.9%もの人が「必要ない」と回答しました。

それでもなぜ渋谷でハロウィンを禁止しないのか

渋谷区長は、ハロウィンの次の日が渋谷が一番きれいになる日だという。それは渋谷の街を愛するボランティアの人たちが大勢でハロウィンの次の日、早朝からごみの町と化した渋谷のごみ拾いをしてくれるからだと。
ハロウィンを禁止することは簡単だが、楽しめる街、渋谷の自由さはそのままでおきたい。
「やるからには世界に誇れるようなハロウィーンにしていただきたい」とは長谷部区長の言葉です。

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