レナウンが経営破綻で倒産!? その歴史と今回の背景!今後も

新型コロナウイルスの感染拡大により、社会や経済は大変な打撃を受けていますが、先日遂にアパレル大手で老舗の一部上場企業でもあるレナウンが経営破綻を発表しました。

それでは、今回はレナウンの歩んだ歴史と、今回の破綻の背景についてみていきましょう。

レナウンの歴史

レナウンといえば、年配の方は「レーナウーン・レナウンレナウンレナウン娘は・・」の音楽とともに若い白人女性が洗練されたファッションで街を練り歩き、大きなインパクトを与えたテレビCMを思い起こされることでしょう。

同社の創業は1902年で、1世紀以上にわたりアパレル業界のリーダーとして君臨してきました。

レナウン発展の歴史は、日本のファッション業界発展の歴史と重なっています。

社名の由来も厳(おごそ)かで、昭和天皇が皇太子時代に英国を訪問された答礼として(後の)ウィンザー公が訪日された際に乗船していたのが、当時世界を震撼させた「超弩級戦艦」RENOWN(レナウン:名声・栄光といった意味を表す)号だったことによります。

創業当時はまた、繊維産業は世界的に花形でした。

今回破綻の背景は

5月15日、アパレル大手であるレナウンが138億円という巨額の負債を抱え、民事再生手続きに入ったと報じられました。

 

同社は、主力な販売チャネルであった百貨店の売上不振の影響により、長期にわたって業績が低迷し、2019年12月期には67億円の最終赤字となっていました。

 

今回、こうした状況の悪化に加え、新型コロナウイルスによる店舗休業が決定打となり、資金繰りが完全に行き詰まったという状況です。

レナウンと言えば、歴史と伝統ある企業であり、戦後のファッション業界をずっと牽引してきたアパレルのトップ企業です。

新型コロナウイルスの影響が破綻の始まりだったわけではなく、遡(さかのぼ)れば1990年代のバブル崩壊以降は数十年にわたる業績悪化を続けてきたことが今回のコロナでとどめを刺した形です。

 

そして、人員削減や事業縮小などにより何とか経営を継続してきましたが、確たる改善策を見出すことなく、今回の結末を迎えてしまいました。

レナウンの今後

レナウンは一部からの上場廃止となり、管理銘柄となります。

 

スポンサーを探し、今後も営業を続けて経営の再建を目指すということです。

今回お伝えしたのは、

・アパレル界の老舗・レナウンが経営破綻
・レナウンはアパレル業界を長年にわたり牽引した代表的企業
・再建へ向けてなおも注力

 

今回の報道をよくみると、一見新型コロナウイルスの直撃のように感じますが、業界そのものの地盤沈下と長年にわたる業績不振などが連鎖し、今回の状況になったことがわかります。

 

いずれにせよ、歴史的な名門企業が是非復活していただけるよう、見守りたいものです。

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