「タッチ」の約30年後の世界を描く青春野球漫画「MIX」。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、「MIX」の連載にも影響が出てしまいました。
「MIX」の連載が休載となってしまい、再開のめどは現在も立っていない状況です。
「MIX」は、一体どうなっているのでしょうか。
今回は、あだち充さんの漫画「MIX」の休載の理由と再開時期についてお伝えします!
「MIX」ってどんなマンガ?

それでは、「MIX」を知らない人のために、「MIX」というマンガについて簡単に解説させていただきます。
MIXは現在、漫画雑誌「ゲッサン」(月刊少年サンデー)で連載中の青春野球マンガです。
作者は「ナイン」「タッチ」「H2」「クロスゲーム」などの作品を手掛けたあだち充さんです。
上でも少し触れましたが、「MIX」は「タッチ」の約30年後の世界を描いています。
作品の舞台となる高校も、かつて「タッチ」の主人公が甲子園出場を成し遂げた『明青学園』となっています。
ですが、甲子園出場から時は流れ、明青学園は完全に低迷してしまいます。
そんな中、明青学園2年の立花投馬、立花走一郎兄弟が甲子園出場を目指していく…というストーリーになっています。
あだち充さんは、この物語を「古豪復活の物語」であるとしています。
ちなみに、タイトルの「MIX」は、「過去作のミックス」という意味です。
血の繋がっていない妹、という「みゆき」の要素など、「タッチ」以外からの過去作品からも要素を取り入れていることを公言しています。
「タッチ」「みゆき」などの過去作からも数名のキャラクターが出演しています。
あだち充先生の作品を読み込んでいると、より一層、作品を楽しむことができますね。
「MIX」休載!?その理由とは
そんな「MIX」ですが、「ゲッサン」6月号よりしばらく休載することとなりました。
作者のあだち充先生の公式ツイッターや、「ゲッサン」の公式サイトなどで発表されています。
休載の理由は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、複数のアシスタントを呼ぶ作業が困難になったためです。
「MIX」と同時に、大須賀めぐみさんの「マチネとソワレ」も休載となっています。
別の雑誌でいうと、新型コロナウイルスの影響によって「キン肉マン」や「ゴルゴ13」などの漫画も休載となっています。
「ゴルゴ13」の休載は連載52年の歴史の中で初めてのことです。
「MIX」の作者のあだち充先生は、「ゲッサン」の公式ホームページで「自分にとって一番の幸運はこの日本には甲子園があったこと」だとしています。
同時に、
「そのありがたい野球が、そしてほぼ全てのスポーツが日常から消えてしまった」
と悲嘆するメッセージも。
「ライブや中継を楽しめない自分たちも残念だが、選手の無念さを思うと、本当にやりきれない」
というメッセージもあります。
このメッセージが発表されたのは5月15日ですが、この日は夏の甲子園が中止の方向で最終調整が行われていることが判明した日でもあります。
そういうことを心のなかで考えながら、このメッセージを書いていたのかもしれません。
あだち充先生はこのメッセージのなかで、
「先の見えないこの状況で大歓声、大観衆の野球漫画を書き続けていいのか」
との葛藤する気持ちを明かしています。
「MIX」の休載、連載再開はいつ?
では、「MIX」の連載再開はいつになるのでしょうか。
「MIX」は当面の間休載となっており、再開のめどは立っていません。
あだち充先生は公式ホームページで、「連載休止中の活動については改めて!」としています。
「アナログ作画作業を含めて じたばた考える時間をいただければと思います」
ともあり、あだち充先生も悩んでいるのが分かりますね。
あなたと私を含め、あだち充先生のファンがやるべきことはただ一つです。
それは、ただ待つことです。
「MIX」の休載は確かに悲しいことですが、だからといってあだち充先生を責めたり、連載再開を急かすようなことはしてはいけません。
あだち充先生も、たくさんの人と相談して、思い悩んだ末に休載という決断をしたはずです。
そうであるなら、あだち充先生のファンにできることは待つことしかありません。
もしもあなたがあだち充先生のファンではなかったとしたら、ぜひ、あだち充先生の描いた漫画を読んでみてください。
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私はあだち充先生の「H2」を読んだことがありますが、高校球児として甲子園に挑んでみたくなりますよ。
セリフ回しがおもしろくて楽しいですし、切ない恋の要素もあって、おすすめです。
あだち充先生のメッセージをご紹介します。
引用:ゲッサン公式HPより
新型コロナウイルス感染拡大の影響は漫画界にも影響を及ぼしているのですね。
あだち充先生が愛してやまない夏の甲子園も、新型コロナウイルス感染防止のために中止がほぼ確実となってきています。
甲子園といえば、夏の風物詩と言っても過言ではない一大イベントです。
毎年、多くの高校球児たちが、甲子園での優勝の座をかけて戦います。
そんな甲子園が中止になってしまうのは、甲子園を目指して毎日きつい練習に耐えてきた高校球児にとってはあまりに辛いことです。
現在、夏の甲子園開催への署名活動が行われており、18日現在で4200人を超えています。
甲子園開催が最善の選択がされるよう願ってやみません。
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