はんこ議連とは何?はんこはリモートワークでは不要・無駄?由来も!

はんこ議連は、「日本の印章制度・文化を守る議員連盟」の通称です。

デジタル化進んで「はんこはいらない、不要、無駄」と言われる中にあって、「はんこ制度」の継続を訴える組織になります。

世論の声では、はんこ文化が新型コロナウイルス対策として推進された「リモートワーク」定着のさまたげになっているというものがあります。

しかしながら現実として、ハンコは不要であるとされてしまうとハンコ業界の人たちにとって死活問題です。

はんこ議連(日本の印章制度・文化を守る議員連盟)は、はんこ制度継続のための要望書を2020年6月19日付で岸田文雄政調会長に提出しました。

 

それでは今回は、はんこ議連の動き、はんこ議連が提出した要望書、はんこ文化は不要!無駄!いらないという声、新型コロナウイルス対策として推進されたリモートワーク、はんこの由来などについてお伝えします。

 

はんこ議連とは何?

はんこ議連は、自由民主党に所属する国会議員が結成した議員連盟です。

正式な名称は、「日本の印章制度・文化を守る議員連盟」になります。

はんこ議連は物議をかもしていた!

はんこ議連は物議をかもしていたのは、竹本直一(たけもと なおかず)情報通信技術(IT)政策担当大臣、が「はんこ議連」の会長を勤めていたからです。

「IT政策担当大臣として進めるデジタル化」と「はんこ文化を守る」は、まったく相反するものであるという指摘が一般の声からもあったのです。

それを一人の人物が両方の重要な位置に立って推し進めるのは矛盾しているというバッシングも、マスコミから多く受けていました。

最新のニュース情報によると、5月には竹本直一情報通信技術(IT)政策担当大臣が「はんこ議連」の会長を辞任していたことが判明したようです。

現在「はんこ議連」の会長は、城内実元外務副大臣が務めています。

竹本直一情報通信技術(IT)政策担当大臣は、竹本大臣は、「変な誤解をされてはいけないと思ったため辞めた」とコメントした模様です。

「はんこ議連」の所属議員

以下は、「はんこ議連」の所属議員です。

「はんこ議連」会長
城内実・衆議院議員

「はんこ議連」顧問

額賀福志郎・衆議院議員
小此木八郎・衆議院議員

「はんこ議連」副会長

左藤章・衆議院議員
松山政司・衆議院議員

「はんこ議連」事務局長

中谷真一・衆議院議員

「はんこ議連」会員

逢沢一郎・衆議院議員
安藤裕・衆議院議員
石崎徹・衆議院議員
石原伸晃・衆議院議員
上野賢一郎・衆議院議員
太田房江・衆議院議員
大西宏幸・衆議院議員
鬼木誠・衆議院議員
勝俣孝明・衆議院議員
金子万寿夫・衆議院議員
岸信夫・衆議院議員
塩谷立・衆議院議員
竹下亘・衆議院議員
武田良太・衆議院議員
田中英之・衆議院議員
辻清人・衆議院議員
中泉松司・衆議院議員
藤原崇・衆議院議員
船田元・衆議院議員
船橋利実・衆議院議員
堀内詔子・衆議院議員
宮川典子・衆議院議員
三宅伸吾・衆議院議員
森屋宏・衆議院議員

はんこ議連が提出した要望書の中身とは?

はんこ議連が提出した要望書の中身については、全文が公表されているわけではありません。

報道で伝えられていることで目立つのは、「紙による文書決裁、認証を得るためわざわざ出勤しなければならないことが本質だと指摘した」というものです。

「記名と押印」が持つ法的効力は、「署名」と同等としているとも伝えられています。

要望書で矛盾していると指摘があるのは、「印鑑登録などの行政手続きのオンライン化も求めた」という点です。

不要?無駄?いらない?はんこ文化

はんこには、「個人を特定する」システムがありません。

身分証明証がなくても、他の苗字のはんこが買えてしまいます。

また使うこともできてしまいます。

はんこに掘ってあるのは「個人名」ではなく家族共通の「名字」なので、親のはんこを子供が使うことも可能です。

以上のように、はんこは「個人」を特定できるようにはなっていません。

現実社会では、どうなっているでしょうか?

コロナ渦であっても、郵便局は「はんこ」がないと重要な郵便物を受けとれないようになっていました。

しかしコロナ感染の拡大対策として、宅配便は「はんこ」だけではなくサイン(電子も含めて)も省略する方法を取っています。

郵便局は「法律」を遵守せざるを得ないのでしょうか。

会社では、一枚の書類に対して部署ごとに「はんこ」を押すという手続きは今も続いています。

賃貸の契約などは、割り印が必須です。

調印では、条約の文書などに双方の代表が署名して印(はんこ)を押します。

まだまだ、「はんこ」がないと成立しないことは多いのです。

はんこ文化は不要!無駄!いらない!と簡単には片付けられないのが現状です。

コロナ渦で推進されたリモートワークは定着するか?

リモートワークは定着させるには、いくつかの課題があります。

(1)リモートアクセス機能が充実していない。(5Gへの期待が大きい)

(2)セキュリティによる制約。(社外から共有ドライブにアクセスできない)

(3)他部署との連係が取りにくい。

(4)ちょっとした確認の会話に時間がかかる。

(5)紙文化・はんこ文化の廃止させるのがむずかしい。

はんこ議連がはんこ文化を継続させるのであれば、リモートワークを定着させるのはむずかしいでしょう。

はんこの由来

はんこ・・・つまり印鑑の由来をかんたんにお伝えします。

印鑑の起源は日本ではなく、5,000年以上も前の古代メソポタミアとされています。

誰でも持てるものではなく、一部の有力者だけが持つことを許されました。

日本に伝わったのは、中国の漢の時代と言われています。それは漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)と彫られた金印で、日本で初めて出土した純金の印で国宝に指定されています。

平安時代には一般的に印鑑を持ち、使用するという習慣が根付いてきました。

明治時代となり公的な印鑑は法律によって管理されて、現在の「印鑑登録制度」の基礎ができたのです。

 

10年ほど前まで中国、台湾、韓国でもはんこが使われていましたが、偽造などのトラブルが相次いだため現在ではんこ文化が残っているのは世界でも日本だけとなっています。

 

 

はんこ文化は、はんこを大切に持つこと几帳面に押すことを守り、不正はしないという日本人だからこそ守り続けることができた文化と言えます。

デジタル化され、字も書くことが少なくなった現代で今まで共存させてきた貴重な文化、習慣でした。

しかし、はんこを押すためだけに出社しなければならなかったり、誰でも押せる印鑑で書類が回ってしまう会社の仕組みなど異論を唱える声は上がっていました。

先延ばしにするべき問題でもなく近いうちに答えが出されることと思われますが、はんこが大切だと育った世代にとって無くなってしまうのも何となく寂しいものかもしれませんね。

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