「打ち上げ花火下から見るか横から見るか」気持ち悪い!酷評はなぜ?

8月7日の金曜ロードショーで地上波初放送となる2017年制作のアニメ「打ち上げ花火下から見るか横から見るか」が酷評だと話題です。

このアニメ映画は日本アカデミー賞優秀賞を受賞した話題作とされていますが、実際のところ様々な評価があり、「気持ちが悪い!」「イライラする」といったマイナスな意見もあります。

そうした理由にはまず「君の名は。」のようなみずみずしさをもった青春映画と思ってみると確実に裏切られる、総監督である新房昭之の描く世界観と、観客の理解を超えた演出、何より説明不足で捉えずらいストーリーが困惑のもとだったのです。

「打ち上げ花火下から見るか横から見るか」の声優一覧

「打ち上げ花火下から見るか横から見るか」の声優一覧

 

及川なずな / 広瀬すず
島田典道 / 菅田将暉
安曇祐介 / 宮野真守
なずなの母 / 松たか子

【スタッフ】
原作 岩井俊二
脚本 大根仁
総監督 新房昭之
監督 武内宣之
音楽 神前暁
主題歌 「打上花火」DAOKO×米津玄師
企画・プロデュース 川村元気

金曜ロードショーで「打ち上げ花火下から見るか横から見るか」の酷評はなぜ?

先にも話しましたが、2020年8月7日の金曜ロードショーで「打ち上げ花火下から見るか横から見るか」が地上波初放送となります。

「打ち上げ花火下から見るか横から見るか」は岩井俊二さんが手掛けた名作ドラマを元に描かれたリメイク作品です。

岩井俊二さんと言えば映像の美しさや登場人物の危ういまでの繊細さ、現実なのかファンタジーなのかがわからなくなるような世界観や奇抜なストーリーなど、独特な魅力が漂う作品を多く手掛ける言わずと知れた名監督です。

そんな岩井俊二さんが描いたドラマを元に作られた「打ち上げ花火下から見るか横から見るか」は主人公の典道が思いを寄せるクラスメイトのなずなと、同じくなずなに思いを寄せる祐介との間で「もしもあの時こうしていたら…」という思いの元に時を巻き戻す、ファンタジー要素を多分に含んだ内容の映画。

 

ただ、同じように時を戻すストーリーの「時を書ける少女」や「君の名は。」にみるタイムリープにはそこに一定の制約があり、自由に時空を行きすることの来出来ない切なさや現実の苦しさ、それでも前に進まなければならない葛藤などがストーリーの要となるのですが…

「打ち上げ花火下から見るか~」ではタイムリープにはっきりとした制約はなく、ルール付けがなされていないために典道の思いのままにタイムリープを繰り返したり、今どんな状況で時間を遡っているのか明確な説明がされないまま話が展開していくなど、この映画には観客を置いてきぼりにしてしまう要素が多いことが酷評の理由の一つだと言えます。

 

気持ち悪い!と感じる人が続出

「打ち上げ花火下から見るか~」では映像の気持ち悪さを感じる人が多くいます。

それは例えば、真っ青に描き出される人物、赤く塗られた体など気持ちの悪い描き方、人物と背景との比率をゆがませたり、動きが急におかしくなったり。

 

クセの強すぎる映像は見る人をただただ気持ち悪くさせてしまうばかりで、奇をてらったような演出だったとしても、それがインパクトをもって捉えらえるというよりはただの不快感でしかなかったというのが多くの意見です。

 

また、下ネタを多用した内容が多く出てくるのも嫌悪感を抱く要素で、教師に対するセクハラ発言があったり、なずなのハード過ぎるセリフなどが面白味がなくまったく笑えないので見ていて辛くなるのです。そして「気持ち悪い」となってしまうのでしょう。

 

親子で楽しく見られるのかと思いきや、下ネタ表現の連発で凍り付いてしまって気まずくて最後まで見れないという意見も多くあります。

 

イライラする理由はなぜなのか?

 

見ていてイライラする!という意見も多いのですが、これは主人公である典道の受け身過ぎる態度があまりにも頼りないので見ている女性が嫌気がさすというのが理由です。

その原因は描かれた典道の性格にも原因はあるのでしょうが、もともとこの映画の原作として描かれた当初の設定に関係しているとも言えます。

というのも、当初の設定は中学生ではなく小学生。

 

小学生なりの恋愛というとおぼろげで、何をどうしたらいいのかわからないといった感じなのではないでしょうか。

そうやって描かれた小学生の典道をそのまま中学生の典道が演じてるようなものだと考えると、中学生の割にどうしても幼い言動をしてしまっているのも仕方がないのかなと思えてきます。

 

そうした点では脚本をもう少し大人よりにしても良かったのかもしれません。

また他には、ファンタジー要素が多く大人のストーリーを楽しみに鑑賞していた人からするとイライラを通り越して、もうついていけないとさじを投げてしまうアニメ特有のキラキラ感があったりもします。

 

その内容があまりにも幼稚すぎてがっかりしてしまうというケースです。

ハードなセリフで典道を振り回すなずなですが、原作ではちょっと大人びた少女が女性へと移りゆく様を絶妙に描いているのです。

アニメ作品ではどうしてもその辺の細かな描写や人物の表情を描き切ることができないので、少女の微妙な心の移ろいや少年の心の葛藤が伝わらず幼稚に映ってしまうんでしょうね。

ただ、音楽は抜群に良いと好評です。

「打ち上げ花火下から見るか横から見るか」での松田聖子の挿入歌

 

劇中で、松田聖子さんの名曲「瑠璃色の地球」を広瀬すずさんがカバーしています。

 

広瀬すずさんが声優を務める主人公なずなが典道とかけ落ちするシーンで口ずさむという設定です。

広瀬さんはこのカバーの為に母親とカラオケに行って練習したそうですよ。

この広瀬すずさんがカバーした「瑠璃色の地球」は「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」オリジナル・サウンドトラックに収録されています。

映画を見た後、広瀬すずさんの「瑠璃色の地球」をもう一度聞きたくてサントラを聞いたという声もありました。

       

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」通常のオリジナル・サウンドトラックはこちらです。 Amazon musicのダウンロード版はこちらです。       

映画の酷評とは反対にこちらのサウンドトラックは、レビューの評価もかなりいいんです。

これだけ酷評を読み進めると逆にどんなアニメ映画なのか気になってきませんか。

 

Amazon プライムで「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を見る方はこちらから。

 

百聞は一見にしかず、前もってどんなに酷いのかを理解しておけば身構えることができるので何も知らない状態よりも意外とこの映画の”言わんとすること”を理解できたりするものです。

金曜ロードショーで初放送です。ぜひご覧になって、ご自身がどう感じるのかを体験してみてください。

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