となりのトトロ|舞台や場所はどこ?時代背景とネコバスの都市伝説とは?

この記事では、映画『となりのトトロ』にまつわる様々な設定について解説していきます。

『となりのトトロ』といえば、ジブリ映画の中でもトップクラスの知名度を誇り、大人から子供まで楽しめる名作です。

「金曜ロードShow」のジブリ特集などでよく放送されており、比較的古い映画ではありますが、その人気は色あせません。

そんな『となりのトトロ』ではありますが、その舞台となった場所や、時代背景などについては意外と知らなかったりするのではないでしょうか?

『となりのトトロ』の舞台となった場所や時代背景、小ネタとして「ネコバス」の都市伝説などについても見ていくことにしましょう。

『となりのトトロ』の舞台となった場所は?

それでは早速、『となりのトトロ』の舞台となった場所を見ていきましょう。

『となりのトトロ』の舞台となった場所は、埼玉県所沢市と東京都東村山市にかけて広がっている「狭山丘陵」であると言われています。

その証拠として、『となりのトトロ』に登場する固有名詞には、この狭山丘陵を元にした地名がいくつか存在しています。

例えば、『となりのトトロ』でメイとサツキら草壁家が住んでいる「松郷」という地名は、実在する埼玉県所沢市松郷という場所をモデルにしています。

埼玉県所沢市松郷以外にも、劇中でネコバスに表示される「牛沢」という行き先も、埼玉県の所沢市に存在している地名です。

他にも、草壁家の引っ越しの場面に「狭山茶」という箱が登場するなど、狭山丘陵をモデルにしていることが分かる描写がなされています。

狭山丘陵には、『となりのトトロ』の世界をそのまま切り抜いたかのような、美しい自然が広がっています。

今では貴重になったカタクリやキンランなどの植物や、キツネやタヌキなどの哺乳動物、オオタカやフクロウなどの鳥類が存在しています。

そんな狭山丘陵ですが、1960年代後半には、戦後のレジャー施設開発をはじめとして中規模な住宅造成が進行しました。

現在は東京都・埼玉県が共に狭山丘陵の保全に取り組んでいますが、資材置き場などの小規模開発や住宅地の造営などが跡を絶たない状況です。

『となりのトトロ』の時代背景は?

次に、『となりのトトロ』の時代背景について解説していきます。

宮崎駿監督の『となりのトトロ』の時代設定は昭和30年代初頭と語られることが多いです。

ですが、当の宮崎駿監督はといえば、映画『コクリコ坂から』のパンフレットで「『となりのトトロ』は、1988年に1953年を想定して作られた。TVのない時代である」と述べています。

1953年というと昭和28年ですから、昭和30年代にはあたりませんね。

ではどうして昭和30年説が広まったのかといえば、宮崎駿監督が初期の構想段階で、昭和30年代を想定して制作していたのが理由のようです。

『となりのトトロ』の劇中では、年代を推定できる描写がいくつかなされているのですが、そこから分かる年代はどれも昭和30年代なんですね。

例えば、サツキとメイのお父さんの書斎にかけられているカレンダーには「1955」とあり、これは昭和30年にあたります。

サツキに電報が届くシーンでは、消印の日付が「昭和32年8月11日」とあります。

お父さんの書斎にあるカレンダーと年が違いますが、昭和32年も昭和30年代です。

サツキとメイのお母さんの病室にあるカレンダーには、年代の表記こそありませんが、日付と曜日の配置が昭和33年のものと一致しています。

これらのどれかを見た方は、昭和30年代の話であると思ってしまうのも無理からぬことです。

なお、一番最初にお母さんのお見舞いに行ったシーンに描かれているカレンダーは、宮崎駿監督の言う1953年(昭和28年)のものと一致しています。

もしかすると、意図的に不揃いにしているのかもしれません。

『となりのトトロ』のネコバスの都市伝説とは?

最後に、『となりのトトロ』に登場する「ネコバス」の都市伝説について解説していきます。

実は『となりのトトロ』には様々な都市伝説が存在しており、サツキとメイを運んでくれる「ネコバス」も例外ではありません。

その都市伝説というのが、「ネコバスがあの世へと繋がっている」というもの。

その理由は、サツキが行方不明になったメイのもとへ行きたいと頼んだ時、ネコバスに表示される行き先が「墓道」となるから。

ネコバス以外にも、「トトロは死んだ人にしか見えない」というような都市伝説もあります。

『となりのトトロ』の都市伝説を知らない方はギョッとしたかもしれませんが、スタジオジブリはこうした噂を否定しています。

『となりのトトロ』の都市伝説には上にあげたようなちょっと怖いものが多いですから、スタジオジブリの方から否定してくれて一安心。

どの作品にも、深読みをして荒唐無稽なことを言うファンがいる、ということですね。

裏設定などはあると作品に深みが出て面白いのですが、この都市伝説のような作品の見方そのものを変えてしまいかねない説は、信じる前によく考えてみることをおすすめします。

■まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事では、『となりのトトロ』の舞台となった場所や時代背景、ネコバスの都市伝説などについて解説させていただきました。

子供の頃に『となりのトトロ』を見て、その存在は知っていたが、こうした舞台や時代背景などは知らなかった方も多いのではないでしょうか?

ここで述べさせていただいた豆知識以外にも、『となりのトトロ』にはたくさんの豆知識があります。

例えば、『となりのトトロ』の原作構想。

『となりのトトロ』の原作構想は、宮崎駿監督が1970年代に書き連ねていたイメージボードに残されています。

『となりのトトロ』という原作があったわけではなく、イメージしていたものを『となりのトトロ』という形に仕上げたわけですね。

この原作構想では、登場する女の子は一人だけで姉妹設定ではなかったりと、我々の知る『となりのトトロ』とは所々違っていて面白いです。

今はもう大人になってしまった方も、改めて『となりのトトロ』を見てみると、新しい発見があるかもしれませんね。

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