この記事では、映画『君の膵臓をたべたい』に対する「つまらない」「イライラ」「うざい」といった酷評はなぜなのかについて解説していきます。
『君の膵臓をたべたい』といえば、浜辺美波・北村匠海主演の恋愛映画ですね。
原作は累計発行部数300万部を突破するほどの大ヒット小説であり、2018年にはアニメ映画にもなっています。
そんな『君の膵臓をたべたい』ですが、なぜ「つまらない」「イライラ」「うざい」といった酷評を受けているのでしょうか。
その理由について、詳しく見ていくことにしましょう。
映画『君の膵臓をたべたい』について
ではまず初めに、『君の膵臓をたべたい』という作品について見ていくことにします。
上でも書いたように、映画『君の膵臓をたべたい』には原作となった小説が存在します。
『君の膵臓をたべたい』は小説家・住野よるさんのデビュー作であり、当初は「小説家になろう」に作品を投稿していました。
それがライトノベル作家の伊藤きくさんの目に留まり、双葉社に紹介されて出版に至りました。
その後は「本屋大賞」で第二位を受賞したり、「読書メーター読みたい本ランキング」で第一位を獲得したりするなど、高い評価を受けました。
2016年のオーディオドラマ化を皮切りにメディアミックスも行われるようになり、2017年に実写映画化されることとなりました。
監督に月川翔さん、脚本に吉田智子さんを迎えて、『君の膵臓をたべたい』の実写版は2017年7月28日に公開されました。
月川翔監督は『となりの怪物くん』などの監督も務めており、吉田智子さんは『アオハライド』の脚本も務めています。
主演は浜辺美波さんと北村匠海さんのダブル主演であり、原作にはない12年後の世界が描かれているのが特徴です。
実写版『君の膵臓をたべたい』は公開後、「第41回日本アカデミー賞」の優秀作品賞・優秀脚本賞・新人俳優賞・話題作品賞を受賞するなど高い評価を得ています。
それ以外にも「第30回日刊スポーツ映画大賞」と「第42回報知映画賞」でそれぞれ新人賞を獲得しています。
「つまらない」「イライラ」「うざい」といった酷評とは裏腹に、世間での評価は高いようですね。
『君の膵臓をたべたい』あらすじ
次に、映画『君の膵臓をたべたい』のあらすじを見ていきます。
主人公である「僕」が病院で偶然拾った1冊の「共病文庫」というタイトルの文庫本。
それは「僕」のクラスメイトである山内桜良(やまうち さくら)が綴っていた秘密の日記帳であり、彼女の余命が膵臓の病気により、もう長くはないことが記されていた。
「僕」はその本の中身を興味本位で覗いたことにより、身内以外で唯一桜良の病気を知る人物となる。
引用:Wikipediaより
これは「君の膵臓をたべたい」の原作のあらすじですが、映画には原作にはない十二年後の世界が描かれるので、より深く世界に没入することができると思われます。
『君の膵臓をたべたい』の酷評はなぜ?
ではいよいよ、映画『君の膵臓をたべたい』に対する「つまらない」「イライラ」「うざい」といった酷評はなぜなのか、見ていくことにしましょう。
こうした酷評の理由を理解するにあたって、「YAHOO映画」の『君の膵臓をたべたい』につけられたレビューを見ていくことにします。
映画に限らず、あるものを見て何かを感じた時には「なぜそう感じたのか」を明らかにすることが大切ですからね。
つまらない。
感動もない。
わざとらしい演技でどう考えてもイライラするヒロイン。
高校生らしく純粋さがなく癌であることをひた隠すことでの切なさ、儚さが無いんだなぁ。
死を前にしても頭がお花畑??
観る価値無し。
高い評価は広告じゃないの?
もっと良い映画は他に沢山あります。
引用:「YAHOO映画」レビューより
いきなりもの凄い酷評が出てきましたね。
この人は単純に映画がつまらないと思っており、浜辺美波さんの演じるヒロインのわざとらしい演技にイライラしているようですね。
題名の面白さに見てみたが何が評価されるのがわからない印象。
女優の甘ったるい声にとても病人とは思えない演技。
とにかく面白くなかった。
引用:「YAHOO映画」レビューより
この人もやはり、ヒロインの演技が気にかかっているようです。
知り合いの独身三十路男性が号泣したと言うので見てみました。
っが、ヒロインの演技がブリブリ大根で物語も突っ込みどころ満載。
様子のおかしい女の子が抵抗しない男の子を振り回す。
途中で見るのに疲れて何回かに分けて視聴しました。
結果、私には何一つ響きませんでした。
小中学生とか、まだ女性に対し幻想を抱いている男性には好まれるのではないでしょうか。
美波ちゃん普通にかわいいのに演技は…残念でした。
なんでも実写化すればいいってもんじゃないですね。
引用:「YAHOO映画」レビューより
このように、酷評の主な論点は浜辺美波さん演じるヒロインの台詞回しや演技にあるようです。
「とてもよかった」「日本映画史上素晴らしい作品」というような絶賛の中にこうした酷評が混じっているのは、人の数だけ感じ方があるということの証左であると思います。
この記事に載っている酷評を見て気を悪くした方もいらっしゃるでしょうが、万人に受ける映画なんてものを作るのは不可能なので、酷評はどんな映画にもあるものだと割り切るしかありません。
こうした酷評にいちいち腹を立てるよりも、自分がどう感じたかということを大切にしていくべきです。
いかがでしたでしょうか?
この記事では、映画『君の膵臓をたべたい』に対する「つまらない」「イライラ」「うざい」といった酷評はなぜなのかについて解説させていただきました。
この記事を見て興味の湧いた方は、是非とも一度ご覧ください。
原作は実写の映画とは違うストーリです。
原作を一度読んでみるとこの作品への感想がまた違うものとなると思います。
コメント